職場にクズばかり?原因や対処法を解説

職場には多種多様な人が集まります。
あなたは職場で「この人クズだな」と感じた瞬間を経験したことがありますか。

あなたの就職・転職先にもクズな人がいるのではないでしょうか。
この記事では、職場にクズばかりいる会社の特徴や対処方法について詳しく説明していきます。

この機会に職場にいるクズについて正しく理解しておきましょう。
転職に関わる、退職時の注意点についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

職場にクズばかりいる会社の特徴

「私の職場には変わった人が多い気がする」「周りとの違和感を感じる」など、このような経験をされたことがありますでしょうか。
ここでは、職場にクズばかりいる会社の特徴について紹介していきます。

仕事の会話のレベルが低い

”日頃から高尚な話をしたほうがいい。”

と決まっているわけではありませんが、クズが好む会話の話題は「社内のゴシップ」や「同部署の人の悪口」など、キャッチーな話題が多いです。

自己肯定感が低い人は、自身よりも他人を見下して自分を少しでも上に見せ、気を紛らわせたくなる生き物です。

日常的なコミュニケーションに問題がある

コミュニケーションとは人間関係を築いたり、意思疎通を図ることを目的として行われます。
ですが、クズばかりの職場のコミュニケーションは、「自分から周囲の人へ話しかけない」、「相手の目を見ない」などの問題があります。

人間関係を構築できないため、周りとのコミュニケーションを取ることが難しくなり、職場の雰囲気は悪くなる一方です。

職場に活気がない

クズばかりいる職場では、クズの相手をすることに労力を使ってしまうため、誰もが疲れ切った状態で働いています。

そのため、クズの相手をすることに精一杯になり、「働く」という意識が削がれて、どんどんモチベーションが下がり、職場に活気がなくなっていきます。

年数の長い問題社員がいる

周りを見渡したときに、あなたの職場に勤続年数だけが長いだけの、俗に言う「老害」はいないでしょうか。

経験にものを言わせて高圧的な態度をとり、会議では何も言えない雰囲気を作り出したりしていませんか。
また、確実に時代遅れの的はずれな発言・行動をとりますが、「俺は偉いんだ」という勘違いで他人の意見を聞こうともしない。といったことが日常茶飯事に起こっています。

あとにも触れますが、そういった老害のクズばかりが残っている職場で働いていると、どんどんと若手社員が辞めていってしまいます。

そんな老害のクズが好き放題できる環境にあると、全体的にレベルの低い会社になってしまいます。

問題解決能力がない

クズは目の前にある問題に立ち向かおうとしません。
そのため、問題を解決するという面倒は自分では行いません。

他人任せにして、誰かがやってくれるだろう。と考えます。
そして、成功したときは自分の手柄のように振る舞い、失敗して取り返しがつかなくなったときには、他人のせいにします。

仕事の意識が低い

職場にクズが多い会社は、仕事の質も悪くなります。
そもそも仕事に対しての「責任」というものを持ち合わせていなく、仕事へのプロ意識が低いためです。

仕事=大変。大変なことは自分ではない、誰かがやってくれるだろう。
と責任転嫁しているところも仕事への意識が低い原因のひとつだと言えるでしょう。

感情を優先する人がいる

クズがなぜクズと言われるかというと、感情を優先して行動するからです。
「この人が嫌いだから、一緒に仕事はしません」、「この仕事は大変だから、やりません」などという驚きの理由で生活しています。

感情を優先する人が多い会社ではクズが多く、レベルが低い傾向にあります。

規律やモラルがない

基本的に、クズに「規律」や「モラル」という概念は存在しません。
責任転嫁が日常茶飯事のため、好き放題の幼稚園のような職場になってしまいます。

また、クズは保身のために他人を陥れるような嘘を平気でついたり、バレなければ何をやっても良い、という驚くべき考えの、モラルの低い人がたくさんいます。

悪口をいう人がいる

前述の通り、クズは保身のために平気で嘘をつくような人で、自分のことしか考えていません。
他人を陥れるために平気で嘘をつくような人なので、いろいろな場所で悪口を言い、職場の雰囲気を悪くさせます。

労働環境が悪い

クズはコミュニケーションに問題があるため、そもそも情報共有ができません。
そのため、たくさんの情報が飛び交い、正しい情報がわからなくなり、会社全体が風通しの悪い職場になってしまいます。

また、過度に競争を煽るような風土があるとすれば、余計に職場の雰囲気は悪くなってしまいます。

職場にクズばかりいる原因

それでは、職場にクズばかりいる原因について、詳しく紹介していきます。

組織の体制に問題がある

クズばかりいる職場は、組織の体制にも問題があります。
それは30代の中堅社員が少ないということです。

仕事に慣れてきた中堅社員は、若手社員の教育役と、上層部との調整役を担っています。
しかし、中堅社員が少ないということは、若手社員、上層部それぞれの役割が多くなり、負担が大きくなってしまいます。

マネジメントができていない

なぜクズが蔓延する会社になるのかというと、マネジメント不足が一番の原因と言えるでしょう。

人は目標に向かって、他者と協力するからこそ、大きな成果を出せるものです。
ですが、クズは責任逃れをして楽して給料をもらいます。

ましてや、一生懸命頑張った人が評価されないような人事制度だとすると、「頑張っても意味がない」という雰囲気が蔓延してしまいます。

その結果、クズが増殖する職場が成立してしまうのです。

優秀な人は抜けていく

クズばかりの職場で一番の被害者は、20・30代の働き者です。
クズは責任のある仕事をせず、楽してお金をもらっているため、その分の仕事は他の”できる人”へ振り分けられています。

そのため、真面目でまともな人の負荷が高くなり、給料は働かないクズと同等。
ということになり、それに耐えられなくなった、仕事のできる優秀な人から会社を辞めていく傾向にあります。

クズな人が得する風潮がある

「働かなくても給料がもらえる」という雰囲気が許されれば、クズは楽をしたい生き物のため、余計、働かなくなってしまいます。

また、きちんとした人事制度が整備されていないと、クズが容認される職場になってしまうため、働かないクズが得をするという風潮になってしまいます。

仕事に魅力がない

前述でもお話したとおり、クズは責任のある仕事・大変な仕事を担当しません。
真面目な人は、自分の仕事+クズの働かなかった分の仕事を担当するようになると、どうしても仕事を「こなす」ようになってしまいます。

クズと同等の給料、待遇と知ると「正当な評価がされていない」と感じてしまいます。
また、このままではキャリアアップが見込めない。など、仕事に魅力を感じることができなくなる場合があります。

職場にクズばかりいる場合の対処法

ここまで、クズばかりいる職場の特徴と原因について紹介してきました。
ご覧いただいて、共感された方も多いのではないでしょうか。

そこでここからは対処法について紹介していきます。

関わらない

今まで述べてきたとおり、クズは自分のことしか考えない生き物です。
そのため、関わっても良いことなどひとつもありません。

少なからず私たちの周りにはクズな人間が存在します。
ですので、割り切って仕事に集中し、クズとは関わらないようにしましょう。

上司に相談する

上司は少なからず私たちよりは、クズが多い職場で過ごしてきた期間が長く、経験値も高いです。
ですので、思い切って上司に相談することも対処法のひとつの手段だと思います。

しかし、マネジメントができない組織の上司は相談をしても解決に導いてくれるとは限りません。
ですが、聞いてもらうだけでも心がスッキリすることはありますので、その点は予め考慮して相談をするようにしましょう。

組織を変える

自分の職場にクズがいるのであれば、「異動」も視野にいれるべきです。
他人の性格を変えることは至難の技です。

関わらないようにしても関わってくる場合はどうにもならないため、物理的に距離を置くことをおすすめします。

転職する

関わらない・上司に相談する・組織を変えるなどを試してもやはりクズと一緒に働く職場は居心地が良くないと思います。

また、クズばかりいる職場は経営者層から腐っていることが多いので、そんな会社で働いていてもストレスが溜まる一方です。

人間関係の問題は職場を変えれば、必ず解決することができるため、対処法のひとつとして、転職を視野にいれるようにしましょう。

職場にクズばかりいる場合に考えること

人はどんな環境に置かれても、その場に対応しようとします。
クズばかりの職場で働いていたら、自然とクズの職場に対応しようとして、自分自身もクズになってしまう可能性があります。

そんなことはできる限り避けたいと思うものです。
ここからは、職場にクズばかりがいる場合に気をつけるポイントを紹介します。

将来性があるか

ここまでの紹介の通り、クズは仕事をしません。隙があれば、楽をしようとします。
職場は、クズがやらなかった仕事をこなすことで精一杯になりますし、そんな風潮が許される会社はモチベーションが低く、やる気が起きなくなります。

つまり、新しい技術や開発に力を入れることができなくなります。

そうなれば必然的に、会社の将来性に不安を感じることになるでしょう。
まずは、将来性のある会社かを見極めることがポイントとなります。

成長できるか

続いては、その職場・会社にいて成長できるか?という点です。
前述の通り、クズばかりがいる職場は、目の前の仕事を終わらせることにしか力を注げません。

また、冒頭でもお話しましたが、仕事への意識が低いため、「向上心」がほぼありません。

そうすれば必然的に、成長しようとする努力をしない職場になってしまいます。
会社で成長できる雰囲気や環境が整っているかを確認することも重要になってきます。

給料や待遇

あなたは働かないクズと、一生懸命働いている真面目な人で給料や待遇に差がないという場面に遭遇したことがありますでしょうか。

同じ量の仕事をしているのならば、問題はありませんが、クズは確実に働いていないのに、もっと給料がほしい・良い待遇でないと働かない。

というわがままを押し通して生活しています。
きちんと頑張った人、成果を出した人に良い給料や待遇を実施してくれる会社なのか?という点も確認する必要があります。

人間関係

クズはそもそも自分からコミュニケーションを取りません。
相手から話しかけてもらっても、一言、二言ぐらいで終わってしまうため、人との関係は疎遠となり、人間関係という概念はそもそも存在しません。

ですので、必然的に友人も少ないです。
自分の職場の人間関係を知っておくことは、職場で成功する秘訣ですので、改めて確認することも良いと言えるでしょう。

転職を検討する

ここまでクズばかりいる職場の原因や対処法、考えるべきことを紹介しましたが、少しでも当てはまるのならば、環境は劣悪と言えるでしょう。

「他人と過去は変えられない」という言葉があるほどですから、他人に変わってもらうことを期待するのは時間の無駄といえます。

そもそもクズばかりがいる職場に留まっていても、自分のメリットになることのほうが少ないです。強いて言うならば、忍耐力がつくくらいです。

ですので、「クズばかりの職場」と少しでも感じられたなら、転職を検討することをおすすめします。

転職する際のポイント

ここからは、職場がクズばかりだった場合の「転職」を行うポイントを紹介していきます。

転職サイトに登録する

昨今では、終身雇用が保証されなくなり、転職をすることに抵抗がなくなってきています。
今や、ネットで「転職サイト」と検索すると、驚くほどの数の転職サイトが検索されます。

クズばかりの職場とさよならするために、まずはどのような条件・待遇で働きたいかを決めて転職サイトへ登録するようにしましょう。

給料や待遇を決める

給料や待遇の決定の方法は、「前職との比較」、「自社相場との比較」、「競合他社との比較」などがあります。

クズばかりの職場で、クズと同等の給料・待遇で働いていたという事実を踏まえて、まずは自分の希望する給料や待遇をベンチマークしてから決定しましょう。

自己分析する

自己分析を行うことによって、自分の強みを採用担当者へアピールできます。
また、「思っていた会社と違った」、「想像と違った」など企業とのミスマッチを回避できます。

クズばかりの職場のおかげで沢山の経験を積んだことと思いますが、「自分のやりたいこと」と「強み」は必ずしもイコールではないということを理解しておきましょう。

また、自己分析をすることで、どのような会社で働きたいか、自然と見えてくるようになりますので、最初は自己分析から始めることをおすすめします。

転職活動を始める

ここまで情報収集することができたら、実際に転職活動を始めていきましょう。
前述のとおり、転職サイトに登録することもひとつの手段ですが、転職エージェントに相談することも視野に入れて行動を開始しましょう。

転職エージェントは、今までに数多くの転職者をサポートしてきたという実績があります。
転職に関してはプロですので、アドバイスをいただき、選択肢の幅を増やすこともひとつの手だと言えるでしょう。

クズばかりの職場で働いていて、実際に困ったことなどを相談すると今後の武器になるかもしれません。

退職する際の注意点

クズばかりの職場に耐えられなくなった場合は、退職もひとつの手段ですので、ここからは退職する際の注意点を紹介していきます。

事前に伝える

退職の意志が決まりましたら、その旨を事前に伝えることが重要です。
直前に伝えてしまうと、トラブルのもとになってしまいます。

また、具体的に伝える時期については、就業規則をご確認いただき、そちらの時期を守って、直属の上司へ伝えるようにしましょう。

これがクズばかりの職場からさよならする第一歩になります。

トラブルを起こさない

正社員であれば、就業規則を守り指定の期間までに退職届を提出すれば、トラブルになることなく、退職することができます。

逆に、退職届を指定の期間までに提出することができなければ、退職を承認されなかったり、ボーナスや退職金を受け取ることができないなどの報復を受ける可能性もあります。

クズばかりの職場だと、上記で述べたトラブルはあってもおかしくはないですので、退職する最後の日までは、気を抜かないようにしましょう。

唐突に退職しない

退職届を就業規則が定める指定期間の間に提出したからと言って、急に退職しても良いと言うわけではありません。

ですが、「労働条件が事実と相違する場合は、即時に労働契約を解除できる」と労働基準法でうたっているため、それ相応の理由があれば一概ではありません。

クズばかりの職場は一刻も早く退職したいというお気持ちはお察ししますが、退職までの計画を入念に練り、唐突に退職をすることがないように気をつけましょう。

転職活動を始める

実際に転職活動を行うときは、

  • 仕事を辞めてからなのか?
  • 辞めずになのか?

ということも気になるポイントの一つだと思います。

仕事を辞めてから転職活動を行う際は、ブランクなく収入が途切れることが少ない、こと。
転職に伴う年金・保険などの手続きを自分で行わなくてもよい、などのメリットがあります。

また、デメリットとしては、現状の業務に追われるため、転職活動をすすめることが難しいこと。
面接対応などの時間調整が難しく、選考を受けられない可能性がある、などがあります。

逆に仕事を辞めずに転職活動を行う際は、情報収集に時間をさくことができる。
時間に余裕があるため、面接対応などの調整も問題なく行うことができる。などのメリットがあります。

逆にデメリットとしては、収入が途絶えてしまう可能性がある。
失業期間が長くなるとスキルや意欲などが削がれ、妥協した転職先を選択してしまう。などがあります。

ご自身の状況や性格などをご理解した上で、自分に最適な方法で転職活動を進めていくことが大切です。

職場にクズばかりまとめ

ここまでクズばかりの職場の原因やそれに対する対処方法、最終手段の転職の際の注意点などを中心に書いてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下のとおりです。

  • クズばかりの職場には、規律やモラルを持ち合わせている人が少ない
  • クズばかりの職場の人は問題解決能力が低く、仕事への意識も低い
  • そんなクズばかりの職場の人には関わらないこと
  • 関わらなくても居心地が悪い場合は、転職も視野に入れる

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。