仕事が終わらない?泣きそうな時の対処法を解説

仕事が終わらない焦りや不安で泣きそうなのをこらえながら、帰宅していく人達を見送っていませんか?

一時的な多忙ではなく常態化しているのであれば、仕事との進め方を変えてみましょう。

この記事では仕事が終わらない原因と対策について詳しく解説していきます。
モチベーションを維持する秘訣にも触れていますので、ぜひ最後までご覧ください。

泣きそうなほど仕事が終わらない状況

泣きそうなほど仕事が終わらない状況は変えられます。

会社を改革するのは非常に困難ですが、自分を変えることはできるのです。
何時に終わるか見通しが立たない不安から、気分が落ち込んだり苛立ってしまいます。

上司や先輩に仕事を押し付けられてしまった人、顧客から無理のある期日で案件を引き受けてしまった人、他の人に助けを求められなかった人もいるでしょう。
そんな大きなストレスは心にも身体にも負担がかかりますので、早期の対策が必要です。

ストレスによるうつ症状

仕事が終わらず泣きそうになるということは、心身に負担がかかっています。
ストレスが積み重なると、うつ症状を引き起こすことがあります。

うつ症状は、不眠や倦怠感のみならず、注意力が散漫になってミスが増えたり整理整頓ができなくなるなど様々です。

自分では気づきにくい上、仕事を優先して時間が取れずそのままにしてしまいがちですが、早期発見が大切です。
気になる症状があれば会社の産業医に相談するか、病院で受診しましょう。

ストレスによる身体症状

仕事が終わらないなどで受けたストレスは、泣きそうになるほど気分が落ち込むほか、倦怠感、頭痛、肩こり、めまい、便秘、下痢などの身体症状を引き起こすことがあります。

不調があれば、早めに病院に行きましょう。
不調を感じて内科を受診すると異常が認められず、心療内科の受診をうながされてメンタルヘルスの問題だと知ることが多いです。

泣きそうなほど仕事が終わらない原因

泣きそうなほど仕事が終わらないケースでは、9つの原因が考えられます。
自分自身に当てはまるものが無いかチェックしてみましょう。

仕事をこなすことに必死な時は、何にどれだけの時間がかかっているか、必要以上に時間がかかっているのはどの業務で、その原因が何かを考える余裕もないものです。
この機会に、まずは自分の仕事のやり方を見直す為に原因を洗い出しましょう。

優先順位をつけない

泣きそうなほど仕事が終わらない人は、仕事に優先順位をつけていないケースが多いです。
優先順位をつけずに頭の中で管理すると、全体像の把握ができません。

例えば先着順で作業をこなしていくとどうでしょうか。
まだ期日まで余裕があるものに時間を割いて、急ぎの作業が埋もれていつまでも手つかずになります。

そして順番がきた時には期日が迫っていて、残業をすることになってしまいます。

人に頼らない

人に頼らないことも、仕事が終わらない大きな原因です。
泣きそうなほど切羽詰まるとわかっていても、人に頼らない人もいます。

「これは私の仕事だから!」と使命感を持って仕事に励むことは良いことです。

しかし仕事が滞ったり、心身の不調をきたしてしまっては本末転倒です。
自分しかできない仕事というのは、思っているよりも少ないのではないでしょうか。

ツールを使いこなせない

ツールを使いこなせないと、泣きそうなほど仕事が終わらない状況に陥ってしまいます。
ひとつの作業に多くの時間を割いて無駄にしてしまうケースには注意が必要です。

インターネットでキーワード検索をしてみたり、他の人に効率がいい方法が無いか聞いてみましょう。
任された仕事を、どうすればラクに正確にこなせるかを調べることも仕事の一つです。

集中力がない

集中力がない状態は仕事が終わらない原因になります。
作業スピードが落ちるほか、ミスをするからです。

ミスをすると上司に呼ばれたり電話応対が発生し、その上やり直しや余計な書類作成が必要になることもありますので、余計に泣きそうになります。

余計な仕事を自ら追加してしまわないよう、集中力が切れていると感じた時ほど入念にチェックをしましょう。

仕事量が多い

そもそもの仕事量が、自分のキャパシティを超えていれば、泣きそうなほど仕事が終わらない状況に陥って当然です。

上司の業務配分が偏っている場合と、人員不足によってみんなに重い負荷がかかっている場合があります。
いずれにしても自分1人で変えられる事柄ではないので、上司と相談しましょう。

経験が浅い

仕事に慣れていない新人も、仕事が終わらずに泣きそうになることでしょう。
経験を考慮した業務配分をしていても、わからない事をどう調べたらいいかわからなかったり、先輩社員に質問するタイミングを逃したりするうちに時間を消費します。

先輩社員は忙しい、聞くと迷惑がかかるかもしれない、嫌な顔をされるかもしれないなどと敬遠してしまいがちですが、気にしていては自分の仕事が進みません。

スケジュール管理をしていない

スケジュール管理をしていないのは、仕事が効率よく進められない原因です。
業務の全体像がわからないどころか、期日の管理もできていない状態です。

顧客や上司から「この件はどうなっているのか?」と聞かれて、慌てて対応することになってしまいます。
そして無理のあるスケジュールになってしまって、泣きそうなほど追い詰められる上に余計な手間が増えるので、仕事が終わらないのです。

仕事を断れない

頼まれた仕事を断らないことも、仕事が終わらない原因です。

一度引き受けると、「この人ならやってくれる」と思われてまた同様の仕事を頼まれます。
自分の仕事量が増えて不安で泣きそうになっているのに気づいてもらえず、いつの間にか自分の担当業務となってしまいます。

1人で抱え込む

仕事や悩みを1人で抱え込むのも、泣きそうなほど仕事が終わらない原因です。
自分のキャパシティを超えた仕事を1人でこなしたり、わからないことや判断しなければいけない場面でも1人で悩んでいては、多くの時間が垂れ流しになってしまいます。

泣きそうなほど仕事が終わらない時の対策

もう仕事が終わらなくて泣きそうにならなくていいように、9つの対策方法を提案します。
仕事の全体像を把握して、人を頼り、無理をしてまで「いい人」でいることをやめることです。

具体的に一つ一つの対策方法を詳しく紹介していきます。

優先順位をつける

今自分の手元にある仕事を全て書き出して、それぞれに優先順位をつけましょう。
優先順位は、期日や重要度だけでなく、調べものや相談が必要な時間がかかる事柄かどうかでも決めます。

仕事が終わらない、いつ終わるかもわからないと不安になって泣きそうだったのが、仕事の全体像が見えてくるだけで頭の中もスッキリします。
仕事の終わり時間も予測できるので気持ちに余裕ができます。

スケジュール管理をする

スケジュール管理は、カレンダーに書き込んだりツールを使うなどして、いつでもすぐに見えるようにしましょう。

期日を把握して、そこから逆算していつまでに何をしないといけないかも書いておくと、日々のやるべきことが見えてきます。

会議などの予定も忘れずに書いておきましょう。
「今からこの作業をするつもりだったのにできなかった・・・」と、仕事が終わらず泣きそうな気持ちにならなくて済みます。

人に頼る

今日やらないといけない仕事が定時までに終わらないと感じたら、早めに人に頼りましょう。

そして頼ることに少しでも早く慣れましょう。
自分しかできない仕事だと思って一人で抱えていると、休めなくなります。

他の人でも対応できる組織にすることは、自分にとっても会社にとってもメリットがあります。

泣きそうになりながら一人で耐えるよりもずっといいです。
ただし、就業時間の終わりごろに相談せず、時間に余裕をもって相談したほうがよいでしょう。

効率を考える

仕事を効率よく進められるように、ツールを駆使したり、無駄な作業を洗い出して省きましょう。

地道な手入力作業は無駄ですから、最適なツールを使いましょう。
1人で考えたり悩む時間も無駄ですから、周りの人や上司に相談しましょう。

効率アップすれば、仕事が終わらないと泣きそうな気持ちになることも減るはずです。

仕事の全体像を掴む

仕事の全体像を掴むことは、仕事が終わらない不安や焦りを和らげます。

泣きそうになることも減るはずです。
全体像を掴むとは、自分の業務の棚卸をするということです。

今手元にある仕事をすべてリストにして、何がどれだけあっていつまでに何をしないといけないかを可視化することで、頭の中が整理されます。

完了したものもわかるようにしておくと、達成度を可視化できてモチベーション維持にも繋がります。

仕事を断る

泣きそうなほど仕事が終わらないなら、落ち着くまで新たな仕事は断りましょう。
状況が落ち着いても、自分の仕事を優先して、余力で人の仕事を受ければ十分です。

まずは自分が抱えている仕事を優先しましょう。
何でも受けてくれる人は、頼む側からは「いい人」と見られますが、それがだんだん「都合がいい人」に変化していきます。

あれもこれもと受けて収拾がつかなくなったら、「泣きそう」では済みません。

帰る時間を決める

仕事が終わらない時ほど、帰る時間を決めましょう。
残業することを前提で仕事をすると、時間はあるから自分1人で頑張ろうと思ってしまいます。

それに、帰る時間を決めないのは、ゴールがない状態で長距離走をするのと同じです。

だからむやみに疲れて嫌になって泣きそうになってしまうのです。
帰る時間を設定することで、見通しも明確な目標もできます。

上司に相談する

泣きそうになる前に、早めに上司に相談しましょう。
仕事が終わらない現状を説明した上で、解決案を出せば上司も対処してくれるはずです。

例えば「今日中に対応しないといけない仕事があと〇件ありますが、終わりそうもありません。誰かにこの案件だけでも手伝っていただけると助かります」といった具合です。

ただ、切羽詰まった状態で打てる手は限られていますので、できるだけ早く相談することが重要です。

転職を検討する

泣きそうなほど心身のバランスが乱れているのであれば、転職を検討することも一つの解決策です。
会社に問題があって業務量が多いために仕事が終わらない場合は、会社が改革をしないと状況は変わりません。

年単位の長期戦を覚悟して耐えることになってしまいます。

転職サイトに登録して様々な転職情報を見てみると、他にも自分に合った仕事があるでしょう。
また、見るだけでも安心感を得られて心に余裕ができるかもしれません。

モチベーションを維持する方法

仕事が終わらなくて泣きそうな時は、モチベーションを維持することを意識しましょう。
まだ期日まで余裕があれば、仕事を残して思い切って帰宅してゆっくり休みましょう。

絶対に今日中に終わらせないといけない仕事でも、一旦気分を変えてから取り掛かりましょう。
モチベーションが低いと集中力が無くなり、ミスをしたり作業効率も悪くなります。

ただでさえ終わらない仕事が余計に終わらなくて、泣くことになってしまいます。

ストレス発散する

泣きそうなほど追い詰められている時は、ストレスを発散しましょう。
一度席を離れるか、仕事を残して帰りましょう。

ドリンクを買って外の空気を吸ったり、別の職場で働く自分をイメージしたり、ストレッチや運動をすることもストレスの発散になります。
仕事が終わらないストレスは、仕事から離れる時間を作ることで緩和されるはずです。

休む

やる気が出ない時は、思い切って1日休みを取りましょう。

休んだら、仕事が積みあがって終わらないと泣きそうになる自分をイメージするかもしれません。
しかし、休息をとることで頭がスッキリするのでモチベーションを維持できます。

やる気がないまま無理に出社しても、仕事がはかどりません。
疲れを取ることに専念したり、普段やらないことをしてリフレッシュすると「よし!明日から頑張ろう!」と思えるのではないでしょうか。

無理をしない

泣きそうになるほどの無理をしないようにしましょう。

それは、自分が必要性を感じられない仕事は無理してやらないということでもあります。
仕事が終わらない状況になろうとも、必要性を感じられればやり切ることができます。

それに対し、必要性を感じられないとモチベーションは維持できません。

泣きそうなほど仕事が終わらないまとめ

ここまで泣きそうなほど仕事が終わらない時の原因や対処法などをお伝えしてきました。
この記事のポイントをまとめると以下の通りです。

  • 残業を減らすために、仕事の全体像を掴んで優先順位をつける
  • 人に頼ったり相談することも残業を減らす手段になる
  • ツールを駆使して効率アップ
  • 効率よく仕事をするために集中力やモチベーションを維持

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。