ドラッグストアでは、お薬だけではなく化粧品や日用品、食品やお酒まで売ってあります。
各地域で必ずといっていいほどドラッグストアを見かけるようになりました。
「近所のドラッグストアで正社員で働きたい」と思っている人もいるでしょう。
また、現在ドラッグストアで正社員として働いており「実はブラックなんだろうか」と、疑問に思っている方もいらっしゃるかと思います。
今回はドラッグストアの正社員は実際本当にきついのかかについてお伝えしたいと思います。
ドラッグストアの正社員として働いた場合のメリットについても説明していますので、最後までご覧下さい。
ドラッグストアの正社員の仕事内容
ドラッグストアでの仕事内容です。
主に下記の4つとなります。
- レジ打ち
- 品出し
- 店内清掃
- 商品の棚卸
この4つを見て、「自分でも出来そう」「正社員としてはラクな仕事」「きついことってないんじゃないの?」と思われた方も多いのではないかなと思います。
ドラッグストアの正社員がきつい理由
では具体的にドラッグストアの正社員の何がきついのか、詳しく説明していきます。
肉体的な辛さ
ドラッグストアでは何万という商品を扱います。
開店前に何万という商品を仕分けし、店頭に並べる必要があります。
なかには重たい商品もあります。
効率性を重視して少し負担がかかっても無理をしながら作業をすることも日常茶飯事です。
正社員という肩書上、パートやアルバイトスタッフと比べるときつい仕事も少し無理をしながらする必要が出てきます。
精神的な辛さ
ドラッグストアの正社員ともなると、休みの日にトラブル等があると電話など連絡があることも。
電話やメールで解決できることなら良いのですが、そうではない場合はお店に行かないといけないこともあります。
休みの日もゆっくりと休むことが出来ないという点できついと思うこともあります。
人間関係
ドラッグストアだけではなく、様々な業界・職種で人間関係の問題は出てくると思います。
異動が多い正社員より勤続年数が長いパート社員の方が立場的に上、ということも少なくありません。
また、上司部下の板挟みとなったりすることできつい立ち位置に置かれることもあります。
仕事の忙しさ
ドラッグストアは扱う商品が多く、お客さんから商品の位置を尋ねられたり薬のことについて聞かれたりすることもあります。
お客さんの対応に加え、正社員でありながらも品出しレジ打ちなどをする必要があります。
色々な作業をこなす必要があるのできついと思うこともあります。
給料の低さ
店舗によって多少変わりますが、仕事量に対してのお給料は満足出来るかというとそうではないことがあります。
ドラッグストアの正社員となると異動などがありますので、支出が増えて今までのお給料ではきついと感じることが出てきます。
休憩が取れない
休憩時間はシフト上に設けてありますが、ドラッグストアは人員がギリギリの状態で配置してある場合もあります。
お店が回らないことが多いので、正社員は休憩時間も働く必要があります。
休憩時間も取れないということで、ドラッグストアの正社員がきついと思うこともあります。
クレーム
新型コロナウイルスが流行して更に増えたという現状も。
一時期はマスクが品薄だったのでマスクを求めるお客さんからのクレームも。
また、ドラッグストアの商品は安く、価格が安いとお客さんの質が低下するという現状もあります。理不尽できついクレームもあり、正社員が対応する場面も多く出てきます。
ノルマがある
ドラッグストアは店舗ごとにノルマが課せられたり、他店舗とノルマを競い合うという所もあります。
また、季節ごとに化粧品などの売り上げノルマがある所も。
ドラッグストアの正社員ともなると、責任感からノルマ達成に向けきついセールスが必要になってきます。
成長の実感がない
ドラッグストアの正社員の業務はきついですが、ほとんどが特別なスキルは必要ありません。
そのため、正社員でもパートでもアルバイトでも出来る仕事のため、成長している実感を感じることが出来ないという現状もあります。
また、役職などの肩書がつくことで成長を実感する方もいるかと思います。
しかし小規模の店舗であれば、すでに店長などの枠がすでに埋まっているというケースもあります。
そのような場合は成長を感じることができないでしょう。
ドラッグストアの正社員がきつい時の対処法
きついことが沢山あるなかで、ドラッグストアの正社員を辞めたい、きついという時どのようにすれば良いのでしょうか。
具体的な対処法をお伝えします。
転職する
現在、ドラッグストアの正社員として働いており既にきついと感じている方は、転職を考えましょう。
転職は若ければ若いほどしやすくなります。
相談する
上司や同僚、家族や友人などに一度相談してみましょう。
自分の気持ちを誰かに話すことによって「自分がどうしたいのか」「どんな働き方をしたいのか」気持ちの整理がつくこともあります。
ドラッグストアの正社員としてきついけど頑張りたいのか、きついから辞めたいのか明確になるでしょう。
休みをとる
一度休みをとれないか上司に相談してみましょう。
休んでみてそれでもドラッグストアの正社員としてきついけど頑張りたいと思えるのであれば、再度仕事に復帰してみるという手もあるでしょう。
ドラッグストアの正社員のメリット
正社員のメリットとして、1ヶ月のうち2,3日は希望の休みをとることができます。
パートさんたちの出勤状況にもよりますが、大抵は希望の休みをとれることが多いです。
また、女性なら嬉しいサンプルをもらえたり、薬の知識も身に付きます。
ドラッグストアの正社員のやりがい
ドラッグストアの正社員はきついことだけではありません。
ドラッグストアの正社員のやりがいを感じることについて説明します。
忙しさを乗り越えた時
「ポイント〇倍デー」などという時はとても忙しいです。
しかし、ドラッグストアの正社員としてパートさんやアルバイトスタッフと力を合わせ、忙しさを乗り越えた時はきついというよりもやりがいを感じることが出来ます。
給料が上がった時
お給料が全てではありませんが、ドラッグストアの正社員としてきつい仕事やクレームに対応してきた分、昇給した時は頑張りが認められたという証拠。
ドラッグストアの正社員としてやりがいを感じることが出来るでしょう。
ドラッグストアの正社員に向いている人
ドラッグストアの正社員はきついことが多いです。
ドラッグストアの正社員に向いている人はどのような人なのでしょうか。
臨機応変に対応できる
ドラッグストアの正社員は様々なお客さんと対応しなくてはいけません。
また、ドラッグストアには薬から日用品まで様々な商品が置いてあります。
正社員としてお客さんが何を求めているのか、今の自分に出来ることは何なのかを考え、臨機応変に対応する必要があります。
気遣いが出来る
お客さんにもスタッフにも気遣いが出来る人は、ドラッグストアの正社員に向いているでしょう。
高齢のお客さんから小さい子どもまで、様々なお客さんに合った気遣いが必要になります。
なかにはきつい仕事もあり、スタッフ同士が助け合って仕事をする必要があります。
スタッフの雰囲気はお店の評判にもつながります。
体力がある
人員不足の場合、正社員で穴埋めする場合があります。
そのような時は、長時間労働になったり残業や連続勤務になることもあります。
ドラッグストアの正社員には体力が必要となります。
ドラッグストアの正社員の給料や待遇
ドラッグストアの正社員のお給料は店舗によって多少の違いがあります。
おおよそ手取りで16万円前後です。
そこに役職手当や残業代がプラスされます。
1人暮らしだと家賃や光熱費がかかるので、比較的きつい金額かもしれません。
また、登録販売者の資格を取得すれば時給が上がるという店舗もあるようです。
福利厚生は規模の小さいお店は整っていないところが多いようですが、大手チェーン店になるとしっかりと整備されている傾向が伺えます。
ドラッグストアの正社員の一日
ドラッグストアの正社員はきついといわれますが、どのような一日を送っているのでしょうか。
一例をご紹介します。
08:30 出勤、メールチェック
09:00 開店準備
09:50 朝礼
10:00 開店、レジ打ち、お客様対応
12:30 昼休憩
14:00 レジ打ち、お客様対応、レイアウト変更
16:00 発注作業
18:00 事務作業、スタッフへの指導
19:45 引継ぎ
20:00 退勤
ドラッグストアの正社員はきついまとめ
ここまでドラッグストアの正社員はきついのかという内容について書いてきました。
これらの情報が皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までご覧頂きありがとうございました。