頑張って就活を行なって大企業に入社できたけれど、辞めたいと考えている人もいるでしょう。
そこで、この記事では、大企業で働くメリットや転職について解説します。
大企業を辞める際に考えておくべきことについても紹介しています。
ぜひ最後までご覧ください。
大企業を辞めることで失うメリット
大企業で働くことには、様々なメリットがあります。その大企業を辞めたいと考えるということは、そこで得られていたメリットを全て手放すことです。
まずは、大企業で働くことで得られていたメリットを確認してみましょう。
最先端のプロジェクトに携われる
大企業には、長年の実績があり広告効果もあって、最先端のプロジェクト立ち上げや開発に携わることができます。
潤沢な予算が設けられていたり、業界の垣根を超えた最新の技術や知識を取り入れたりすることも可能です。
予算や設備、技術などに限界がある中小企業では考えられないほどの環境が整っています。
人脈を広げやすい
大企業は知名度が高いため、商談の際にも相手に信用されやすいというメリットがあります。
またその大企業を辞めたとしても、勤務していた実績があることで、次の就職先など相手から高い評価を受けることも可能です。
そのほかにも、優秀な人材とのコネクションが持ちやすく、知り合った人から次の優秀な人材を紹介されるなど、人脈を広げやすいという特徴があります。
研修・人材育成が手厚い
大企業では、カリキュラムに基づいた研修や人材育成を行なっており、転職後にも役立つ基本的なビジネススキルを身に着けることができます。
中小企業では、研修などに時間や人材を割く余裕がない場合がありますが、大企業なら業務の一環として研修を受けることができるなど教育体制が整っているところが多いでしょう。
また、各企業の実績に裏打ちされたナレッジやノウハウをもっているため、学習の意思があれば、他者の手を煩わせることなく学ぶことも可能です。
退職金が多い
厚生労働省のデータによると、中小企業の退職金は1,000万円を切ったり無かったりするのに対し、大企業では2,000万円以上支払われる所もあります。
近年晩婚化が進み、親が定年退職する年齢になっても子どもの学費がかかるケースが多いことなどを考えると、退職金が大いに越したことはないでしょう。
年収や待遇が安定している
大企業では、これまでの実績が評価されてネームバリューがあったり、その分野において独占的な売り上げをほこる製品をもっていたりすることが多いです。
そのため、企業の売り上げはとても多く、社員に還元できる給与などの金額や福利厚生も充実しているのが特徴です。
給与以外でも、提携しているホテルに安く泊まれたり、コンサートや演劇を格安で楽しんだりできるメリットもあります。
最先端の仕組みや制度を享受できる
大企業ほど、働く人材は多くその管理は大変になります。そのため勤怠や給与計算など人事に関するシステムや、業務上使用するシステムは最新のものを導入するケースが多く見られます。
企業の経営システムは便利な反面高額なものが多く、中小企業では、業績に見合った予算を立て、そのなかで会社の運営を行うため、導入に踏み切れない所も多くあります。
社会的信用
大企業は、その社名が広く世間に知られているため、社会的な信用度が高いのが特徴です。
そのため、住宅ローンや自動車ローンを組む際などにも比較的審査がとおりやすい傾向にあるようです。
また、お見合いや初対面の人との顔合わせなどの際にも社名を出すことで相手に安心感を与えることができます。
優秀な動機の存在
せっかく大企業で働いていても、辞めたいと考えるのは、その企業で働きたいというモチベーションが続かないことにも理由があるとみられています。
相対的な評価で社員のモチベーションをあげるだけではなく、個々の性質などを知り、それぞれに合ったモチベーションの上げ方が必要です。
大企業であれば個人面談を行うなどよりパーソナライズした動機付けが可能となるため、個々のやる気を向上させることができます。
大企業を辞めていい人の特徴
ここまで、大企業で働くメリットについて紹介してきました。
それでも大企業を辞めたいと考えている人もいるでしょう。
ここからは、大企業を辞めてもいい人の特徴について解説します。
自分がこれらの特徴に当てはまるかチェックしてみてください。
年齢が若い
若い年代(20~40代)は、大企業を辞めても次の職場が見つかりやすいことから、辞めたいと考えたときには、検討してもいいでしょう。
この年代以上になると、これまでに積み重ねてきた知識やスキルなどの見直しが必要となるうえ、募集している企業も激減しています。
若い世代であれば、環境の変化やスキルの習得などにも柔軟に対応できるため、大企業を辞める選択肢があります。
人員削減の可能性が高い
もともと大企業を辞めたいと考えている人で、このまま企業に残っていても人員整理の対象となる可能性が高い人も自分から辞めてもいいでしょう。
とくに業務に関する資格や実績がない人は、リストラの対象となりやすいです。
リストラを考えている企業では、早期の自主退職者に対し、退職金を上乗せしているところもあります。
自身がリストラの対象となる可能性が高いのであれば早めに決断するのも一つの選択肢です。
自己管理能力がある
大企業は、教育体制や業務システムが整っています。そのため、自ら動かなくても次のステップにエスカレーターのように移ることができます。
一方中小企業やベンチャー企業に転職したり、独立したりした場合は、自らを管理し行動しなければ次のステップに移ることができません。
キャリアアップには、ある程度の時間と費用が必要です。
費用面やスケジュール面での心配がない場合は、大企業を辞めても問題はないでしょう。
成長したい
大企業は知名度が高い一方で、その社名が枷となって、新しくやりたいことの障害となる場合もあります。その知名度の高さゆえに、社名に傷がつかないように保守的になる一面もあるでしょう。
そのため、新しく始めたいことが企業では承認されないこともあります。
自分の意思で決定し様々な仕事を行ってみたい人や一攫千金を狙っている人は、大企業を辞めてもいいかもしれません。
大企業を辞めたいと思う理由
どれだけ優良企業として認知されている大企業でも、実際に中で働いている人全てが満足して働いているとは限りません。
「この会社もう辞めたい!」といっていても辞めない人も多い中、実際に大企業を辞めていく人も多いのがその証拠です。
ここでは、せっかく入った大企業を辞めたいと考えた理由について紹介します。
激務
いくら大企業の業務プロセスが整っているからといって、暇というわけではありません。
日々のルーティンだけでもいっぱいいっぱいになっているうえに、イレギュラーな事態が発生して激務となることがあります。
激務は、心身ともに負担をかけるだけではなく、家族や友達との関係を壊したり、そもそも何のために働いているのか分からなくなったりとデメリットを引き起こします。
残業や休日出勤などが多く、自分の時間が確保できなくなったと感じた際に大企業を辞めたいと考えるようです。
仕事がつまらない
様々な夢や理想をもって入社した大企業でも、単純なルーティンを繰り返すだけであったり、生産性や向上性がみられない業務を行っていたりすると、辞めたくなるかも知れません。
例えばクレーム処理業務についている場合、日々お客様からのクレームの電話を受け記録に残し、場合によっては返金などの処理を行います。
この時、クレームは受けるけれど担当部署へのフィードバックが出来ない社内システムだった場合、商品が改良される目途がなく将来性が感じられないでしょう。
自分にとっても企業にとってもメリットがないと感じた時に、仕事を辞めたいと考えるかも知れません。
スキルが身につかない
毎日上がってくる伝票のデータ入力や、架電による電話営業など、行なう仕事は膨大に合っても、スキルアップが見込めない仕事というものも中にはあります。
データ入力の場合、文字入力速度が上がる、ミスタッチが減るなどある程度のスキルは身につくかもしれませんが、それ以上のスキルアップは見込めません。
電話営業にしてもトークスキルが上がっても業績や社内評価が華々しく上がるという可能性は低いでしょう。
なにより自分が成長しているという実感がなければ、大企業を辞めてキャリアチェンジを考えるようになるかもしれません。
上下関係
働き方改革の一環として、ベンチャー企業では社長室や役員室を廃止し、フリーアドレスを取り入れているところもあるようですが、大企業では依然旧体制のところも多いです。
風通しの良い社風を謳っている企業でも、中には上司の圧力がかかったり大事にならないにしてもモラハラやセクハラなどが横行していたりする場合もあります。
人間関係は単純なものではないですが、どうしても相性が良くない上司がいて、これ以上の改善が見込めない場合は、大企業を辞める理由となります。
無駄が多い
海外とも取引があり、グローバルに名前が知られているような大企業でも、中に入ってみると、日本古来の慣習が根強く残っていることがあります。
例えば、特に大事な通達事項がないのに社員が業務の手を止め、数分~数十分の時間を取られる朝礼や終礼などは、無駄の一例といえます。
無駄を残したままで、業績アップなどの指示を出すような企業は、将来性が見込めないと考え辞めることを検討してもいいでしょう。
人間関係が悪い
企業には、上下関係や横の連携などどうしても人間関係が発生します。
個人的な感情で、特定の人物だけ無視したりひいきしたりする人がいるとそれだけで職場の環境が悪くなります。
人間関係が悪いというだけで仕事を辞めるわけには行かないと考える人も多いかもしれ前ませんが、プライベートなストレスが仕事に影響をきたすこともあります。
上司などに相談し、解決できない場合は、辞めることも視野に入れるといいでしょう。
意思決定の遅さ
意思決定の遅さは、スピードを売りにしている企業では命取りになることも考えられます。
書類の承認の際に使用されるハンコなどがその良い例です。
複数の担当者印が早急に必要なのに、担当者が1人でも不在で書類が回せないなど、場合によっては大変な時間のロスにつながるでしょう。
こうしたストレスが積み重なり、業務に支障をきたしているような企業は大企業でも辞めたいと感じるでしょう。
大企業を辞めたいと思う理由:職種別
ここまで見てきた大企業を止めたいと思う理由は、あくまでも一般的なものです。
そのため、「自分には該当しない」と思う部分があるかもしれません。
ここからは、職種別に辞めたいと思う理由について見ていきましょう。
総合職
大企業の総合職は、将来の幹部候補として採用されています。
そのため、残業が多く中には「サービス残業」と呼ばれるような無給の残業が課せられることもあります。
さらに、大企業ともなれば地方にも支店や支社を抱えている場合がありますが、そちらへの転勤や出向が発生することもあります。
転勤により、それまでの仕事内容と異なる仕事を任されることもあり、キャリアパスが一定しないのも、大企業に勤める総合職が辞めたいと考える原因となっています。
高卒
大企業勤務といっても、様々な部署が存在します。
高卒の場合、大企業でも工場など生産ラインに配属されるケースが多いようです。
工場勤務は、勤務時間が長かったりシフト制で場合によっては夜勤があったりする企業もあります。
しかし、大卒などのオフィスワークに比べると給与は低い傾向にあります。
合コンなど対外的には「大企業勤務」をアピールできたとしても、業務内容が厳しく給与も低いことから辞めたいと考える人もいます。
新卒
大企業に就職する際、多くの人が花形部署と呼ばれる部署に配属され、充実した毎日を送っている自分をイメージするかもしれません。
しかし大企業の場合、新卒をいきなり華やかな部署に配属することは少なく、様々な部署を経験させることが多いようです。
その配属先でも指導係の指示に従ったり先輩のサポートをしたりするなど、自分の力を発揮できる仕事を行なうことは難しいでしょう。
夢見ていた働き方と乖離した現状に失望し辞めたいと考える人もいます。
2ch
ネットの書き込みサイトである2chでも、大企業で働いているにも関わらず辞めたいという声が上がっていました。
スキルが身につかないという意見や、頼れる上司がいないため自分の将来が不安になるという意見が多く見られました。
中にはある程度勤務してから中小企業への転職や独立を考えるといった声もありますが、多くは、現状に不満や不安を感じ辞めたいと考えているようです。
大企業を辞めるメリット
大企業に就職しても、辞めたいと考える原因は様々にあることがわかりました。
それぞれ、自分が望んでいるものが得られないと会社を辞めたいと考えるようです。
ここからは、覚悟を決めて大企業を辞めることになった場合のメリットについて紹介していきましょう。
中小企業・ベンチャー企業に就職した場合
大企業を辞めた後、中小企業やベンチャー企業へ転職をする人も多いでしょう。
中小企業やベンチャー企業には、大企業にない魅力が様々にあります。
ここでは、代表的な中小企業、ベンチャー企業の転職するメリットについて紹介しましょう。
スピード感がある
中小企業やベンチャー企業は、若い世代が多く勢いとスピード感をもって行動することができます。
とくに、社員数名の企業であれば、意思決定までの時間も短く済み、フットワークも軽く行動できるというメリットがあります。
また柔軟な対応が可能なため、面白そうなことや利用できそうなものがあれば気軽に取り入れてみることもでき、成功に導くことが可能です。
年齢層が若い
ベンチャー企業は、20~40代が起業していることが多いですが、中小企業のトップが若い世代であることがあります。
これは、急激に変化する社会情勢などに対応して、企業を継続させるために若い世代に世代交代をしている企業も多いためとみられています。
これまでになかったシステムの導入や、従来の製品に斬新なアイディアを付加させることで、伝統を受け継ぎながら次世代への懸け橋となり、産業を活性化させることができます。
スキルが身に付きやすい
大企業には、様々なナレッジやノウハウが蓄積されていますが、中小企業やベンチャー企業にはそれほどの知識や経験が集まっていません。
そのため、社員各自で、試行錯誤しながら知識やスキルを高めていく必要があります。
業務に必要なスキルから徐々にスキルを高めていくことで、個人のスキルが身についていきます。
また個人のノウハウを集約することで企業としてのナレッジやノウハウの蓄積にもつながり、企業が大きく発展する要因とすることができます。
昇級しやすい
中小企業やベンチャー企業は、大企業に比べると企画提案やプロジェクトの立ち上げが容易です。
そのため、企画開発やプロジェクトが成功することで評価が高まり、個人の昇級やチームへの賞与、インセンティブの機会も多くなります。
裁量がある
人員の少ない中小企業やベンチャー企業では、採用された職種を越えて広範囲での作業を行うことが多く、一人一人の裁量が大きくなります。
勤続年数に寄らず重要な業務を割り振られることもあり、業務内容的にも金額的にも大きな責任を負うことになる可能性もあります。
しかし、その業務が完遂できた後の充足感と達成感は言葉にできないほどでしょう。
また社長のすぐそばで経営の手腕をみることができるため、将来独立や起業を考えている人にとっては、とてもやりがいが感じられます。
フリーランスになる場合
大企業を辞めたいと考えた最大の理由が、スキルが身につかないことや意思決定が遅いという点にあったという人も多いでしょう。
そういった人は、新しく組織に属するのではなく、フリーランスとして働くという選択肢もあります。
ここでは、フリーランスとして転職する場合のメリットについて解説します。
自分のペースで仕事ができる
フリーランスの最大のメリットは、自分のペースで仕事ができる点です。
企業勤めのように、定時に起きて通勤し、与えられた仕事を終業時間までにこなすというルーティンはなく、働く時間も場所も自分の希望通りに行なうことができます。
また予め分かっている予定があればその日の仕事をセーブすることができるので、周囲に迷惑をかけることもありません。
仕事を選べる
企業勤めをしている場合、職種によってある程度同じような業務が割り振られますが、その中にも苦手な分野や得意な分野が存在します。
フリーランスであれば、得意な分野の業務だけを選択して請け負うことができるので、知らないことを調べたり苦手な作業をしたりと非効率的な作業をする必要がありません。
空いた時間を、得意分野のスキルアップや新しいスキルの習得に使えば更なる高収入も見込めるでしょう。
頑張った分だけ収入になる
フリーランスの仕事は、請負時に報酬が提示されていることがほとんどです。
そのため、希望の収入に見合った仕事を選択して請け負うことができます。
また、スキマ時間などを利用して、新しいスキルを身に着けることで、請け負える仕事のジャンルも広がり、頑張った分だけ収入として形になるのでやりがいを感じられます。
大企業を辞めたい時に考えるべきこと
大企業に勤めている人もいきなり辞めたいと考えるようになったわけではないでしょう。
しかし、本当に大企業を辞めたいと考えた場合には、今一度足を止めて、自分の気持ちや周囲の意見に耳を傾けることも必要です。
ここでは、大企業を辞めたいときに考えるべきことをまとめました。
自分の考えを整理する
蓄積された思いがあるから、と安易に大企業を辞めてしまうと、のちのち後悔することにもなりかねません。
まずはいったん冷静になって、大企業を辞めたい理由を紙やスマホのメモ機能に書き出してみましょう。
文字になったものを読むことで、自分の意思を客観的に確認することができます。
「給料が低いので辞めたい」「上司が合わない」など些細なことでも構いません。
大企業を辞めたいと考えるに至った理由を全て書き出してみましょう。
大企業のメリットを失うことについて考え直す
大企業で働くことについては、有形無形様々なメリットがあります。
給与だけではなく、退職金やインセンティブ、各種手当、その他福利厚生などもメリットに含まれます。
数々のメリットを失ってまで辞めたいのか、退職金など現在だけではなく未来に得られるかもしれないメリットを含め、どちらが得をするか考えてみましょう。
上司や同僚に相談する
企業で働くことは、個人プレーではなく、同僚や上司、関連部署などを含めたチームプレーで成り立っています。
例えば業務量が厳しいといったことや、人間関係に問題があるのであれば、まず気の置けない同僚や信頼できる上司、または相談窓口に相談してみましょう。
具体的なアドバイスを得られなくても、話を聞いてもらうだけでも冷静になれる可能性があります。
家族や親友に相談する
会社での人間関係が辞めたいと考える大きな要因である場合は、社外の信頼できる人物、家族や親友などに相談してみるのも一つの方法です。
会社の機密情報に関する話題は厳禁ですが、人間関係や職場環境などについては「こういったことで悩んでいる」と相談してみることで気持ちが軽くなる場合があります。
実際に辞めるとなった場合、収入面で迷惑をかける可能性がある家族には、早めに相談しておくことをおすすめします。
転職サイトに登録してみる
紙に書き出したり、周囲に相談したりしても辞めたいという意思が揺らがないのであれば、転職サイトに登録してみてはいかがでしょうか。
転職サイトであれば、現在の企業を穏便に辞めるノウハウや転職に関するナレッジを多く持っています。
転職を希望した会社がブラック企業だったということがないように、事前のアドバイスなども受けられるため、一つでも転職サイトに登録しておくと安心です。
転職を成功させるポイント
大企業を辞めると決意したら、次に考えるのは転職を成功に導くことです。
次の会社も失敗だったということがないように、転職を成功させるためには次の4つのポイントをおさえておくことが必要です。
一つずつ確認しておきましょう。
転職の目的をはっきりさせる
誰でも転職先を決めるにあたって、いくつか条件があるでしょう。
「業務内容」「年収」「働き方」「やりがい」など、転職に関する目的は人それぞれ違います。
例えば転職先に「やりがい」を求めていても「年収」や「勤務地(通勤時間)」など好条件が提示されると迷うことがあるかもしれません。
しかし本来の目的から外れた条件で転職を決めても、また同じ理由で「辞めたい」と考えるようになるかもしれません。
当初の目的がぶれていなければ、多少の悪条件は目をつぶって長く働けるでしょう。
まずは柱となる「目的」を決定することが大切です。
転職サイトで情報収集する
転職する目的や、業種、職種が定まったら、転職サイトで情報を収集しましょう。
転職サイトは無料で登録できるものが多く、サイトで公開されている情報を閲覧しても料金が発生することはありません。
登録することで一般には非公開の求人を閲覧することも可能で、もし希望の転職先が見つからなくても、転職に関するノウハウを記載したコラムなどを読むことができます。
情報は多いほど転職に有利になるため、いくつか転職サイトに登録しておくといいでしょう。
転職エージェントに相談する
転職サイトと転職エージェントは、名前が似ていますが全く別のものです。
転職サイトは、自分でサイトを閲覧して転職先を決めるのに対し、転職エージェントは、転職を希望する人の希望や条件をヒアリングし、マッチすると考える転職先を紹介してくれます。
紹介される企業は、一般には非公開であるものが多く、応募者と企業双方にメリットがあると考えられる場合に紹介されるため、不採用となる可能性も低いです。
転職エージェントは無料で利用できるため、何度でも希望に合った企業とマッチするまで安心して利用することができます。
第二新卒枠での採用を視野に入れる
第二新卒は、学校を卒業して1~3年以内の就職・転職希望者を指します。
新卒よりは、社会人としての経験がありながら、まだ若いため即戦力になると見込まれているのが第二新卒です。
わざわざ「第二新卒枠」という採用枠を設けていることからもわかるように、企業によっては第二新卒の採用を望んでいるということもできるでしょう。
学校を卒業して3年以内の転職であれば、第二新卒枠がある企業を狙ってみるのも転職がスムーズに進めるためのポイントといえます。
大企業辞めたいまとめ
今回は、就活を乗り越えてせっかく入社した大企業を辞めたいと考えた場合について様々な角度から調査し、まとめました。
大企業を辞めたいと考える理由は様々ですが、一度きりの人生を充実したものにするためには、時には有機をもって決断することも大切です。
大企業を辞めたいと悩んだときは、周囲のアドバイスも受けながら、前向きに考えてみてください。
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。